遅ればせながら…

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。 冬の寒さもいよいよ本格化してきましたが、推定6人の読者の皆様、ご体調はいかがでしょうか。 昨年の私は、2018年4月におこなった肝臓がんの切除手術が功を奏し、手術前には想像もしていなかったほどいい…

梅雨明けは「美を作る人」へのリスペクトともに

集英社新書さんのサイトで、2019年フィギュアスケート世界選手権を振り返るエッセイをアップしていただきました。 お時間のある時にご一読をいただけたら幸甚に存じます。 https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/skate2/5473 https://shinsho-plus.shu…

原稿を書いています/東京ウォーカーでお仕事スタート

がんの手術で肝臓を3割ほど切除し、そこから1年とちょっと経ちました。がんの治療自体は手術前に「こうなったらいいな」と希望していたレベルよりも、はるかにいい方向で推移してくれています。ただ、肝臓が3割減になった分、他に負担がかかったのでしょうか…

春の宵はポジティブに…

フィギュアスケートの世界選手権は友人知人のチケット運にあやかって現地で観戦することができましたが、「現地で観戦→その日の感動をその日のうちに原稿にする→翌日も第一滑走者から観戦」を4日間続けたら、さすがに少々疲れがたまってしまったので、のんび…

憧れの雑誌、憧れの先生…

家にいることがメインの私にとって、『羽生結弦は捧げていく』のアマゾンのレビュー、何よりうれしいクスリとして拝読させていただいています。本来ならば12人の方々に直接逢ってお礼を申し上げたいのですが、ここからでご容赦ください。本当にありがとうご…

3月1日発売の『BRUTUS』で「ユーリ!!! on ICE」について語っています…

3月1日発売の『BRUTUS』(ブルータス)は、「WE ♡ 平成アニメ」というテーマですが、その中の「ユーリ!!! on ICE」を特集したページの中で、インタビューに答えさせていただいています。 フィギュアスケートファンとしても、アニメ好きとしても、マンガ読み…

『羽生結弦は捧げていく』発売されました

2月15日に集英社新書から『羽生結弦は捧げていく』が発売されました。 今までものを書く仕事をしてきましたが、自分なりに「自分がものを書く意味」ということに向き合って仕事を続けてきたつもりです。 自分が得てきた様々な文化的な情報……、書物や映画や音…

久しぶりにカラオケなど…

お医者さんやお気遣いのメールをくださった方々に感謝するばかりなのですが、夜遊びができるくらいに体が回復しています。「夜遊び」と言っても月に1度あるかないか。お酒はもちろん飲みません(ガンになるはるか前から飲んでいないのです)し、23時ごろには…

ペネロペ・クルスとボーヤン・ジン、そしてペドロ・アルモドバル

フィギュアスケートの欧州選手権や全米選手権を楽しみつつ、久しぶりにGYAOをチェックしてみたら、ペドロ・アルモドバル監督の『ボルベール』が無料公開されているのを知りました。 gyao.yahoo.co.jp ペドロ・アルモドバルは、現役の映画監督の中でもっとも…

あけましておめでとうございます

前に使っていたブログがサービス終了とのことで、こちらに移行しました。今後も体調を第一に考えつつ、のんびりとやっていきます。よろしくお願いいたします。

体力増進計画は順調(告知を少々)

4月に肝臓がんを切除するための開腹手術を受けて半年ほど。自分で想像していた以上に数値が上向き、それがいい感じで続いています。 なんだかんだで肝臓がんとの付き合いも3年半。最初に告知されたときに「多発性の可能性がある」とちゃんと説明を受けていた…

さざなみのよる

木皿泉の『さざなみのよる』を再読中。初めて木皿作品にふれたのは『すいか』というドラマ。昔出した自分の本『愛は毒か 毒が愛か』にも、たぶんその感動を書き記したはず。 『さざなみのよる』は、NHKのスペシャルドラマ『富士ファミリー』の続編的な位置づ…

Sisters Are Doin’ It For Themselves

好きな歌手が亡くなると、二丁目の店に行き、その歌手の持ち歌を歌って私なりの追悼をするのがここ10年くらいの習慣でした。でも、アレサ・フランクリンが亡くなったことを知ったとき、外出する気にはなれませんでした。 病気になるはるか前からお酒は飲んで…

美味しいものは残さずに

4月の手術後、きちんとした外食に初トライ。最後まで美味しくいただけたのが嬉しい。池尻大橋にある『La Bitta』というイタリアンのジェノベーゼは、私が日本でいちばん好きなジェノベーゼ。香りが立ち上がるスピードも、その香気や旨みが口の中で広がってい…

デニス、デニス

信じられない。受け入れられない。だからまだ偲べない。まだ冥福を祈れない。冥福を祈れないことは、彼の眠りを妨げるということでもあるとわかっているのに、それができない。 混乱しすぎた頭のまま、朝になってしまいました。言いたいことは山のようにある…

リハビリがてらキータッチ

リハビリがてらパソコンでキータッチ。で、短い告知を。 本日発売の集英社『Sportiva』のフィギュアスケート本『羽生結弦 王者の凱旋』にエッセイを寄稿させていただいています。入院前に書いたものなので、体力的な問題がないタイミングで執筆させていただ…

お久しぶりでございます

10日ほど前にガッツリお腹を開ける手術をいたしました。とりあえず、手術自体は無事に終了しました。 今回の手術が腫瘍にどれだけ効果的なものだったのか、それがはっきりわかるのはもう少し後のことですが、いまはとにかく無事に終わったことを喜んでおきま…

しばらく集英社新書さんに甘えます…

はあ…1月分のブログが消えてしまいました。いえ、「消えてしまいました」みたいな責任転嫁はよくありません。いまだにブログの加筆修正の仕方がよくわかっていない私が、何かしらやらかしてしまったんだと思います。年齢的に「デジタルに超弱い」ことが改善…

今年最後のブログです

推定6人(ちょっとうぬぼれて増やしてみました)の読者の皆様、今年も本当にありがとうございました。今年は春に体調を大きく崩し、遺言状がわりにフィギュアスケートのことを書き始め、その数か月後に『羽生結弦は助走をしない』という本の発売が決まり、…

あああ嬉しい…

金曜日にかかりつけの病院へ。前週におこなった各種検査の結果が、ビックリしてしまうほど上向いていました。嬉しい…。もちろん油断などする気はありませんが、やはり嬉しいものは嬉しい。 こんな感じで日々が続いていくのなら、ガラスの仮面の月影千草先生…

拙著『羽生結弦は助走をしない』にまつわる事柄

サイゾーpremiumさんで連載しているエッセイをきっかけに、スケートファンの方からもいくつかメールを頂戴するようになりました。 17年前にエッセイストの仕事をするようになってから、読者の方からいただいたメールには、「おひとりにつき、一度は必ずお返…

サイゾー『羽生結弦の「戻ってくる世界」を考えてみた』加筆

12月9日のエントリー(『羽生結弦は助走をしない』という新しい本が出ます)の中で、サイゾーさんのエッセイのアップ日を間違ってお知らせしてしまい、申し訳ありませんでした。 サイゾーさんに原稿を送ったのが土曜日。この時点で担当さんに思いっきりイレ…

『羽生結弦は助走をしない』という新しい本が出ます

ずいぶんご無沙汰してしまって申し訳ありません。実はずっと新しい本の執筆に取り組んでいました。 1月17日に、集英社さんから『羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界』というタイトルの新書を出すことになりました。 私が初めて「仕事…

安室奈美恵の引退に想う

安室奈美恵の引退のニュースに、周りの若いオカマたちが阿鼻叫喚の様相を呈しています。その気持ちはわからなくもありません。あたくしも、ジャンヌ・モローが亡くなったときは似たような感じになったし、今後、松田聖子やユーミンが引退したらそんな感じに…

『一年ののち』はサガン

肝臓がんの告知を受けて2年が経ちました。この2年で何度か入院して手術をしましたが、告知されたときに自分で予想したよりは平穏な日々を過ごせています。正直、「お鮨やお蕎麦は大丈夫だろうけど、ケーキ禁止令とかイタリアン禁止令とか天ぷら禁止令がでた…

追悼 ジャンヌ・モローに捧ぐ

チュマディジュテム ジュテディアトン ジャレディフプフモア チュマディヴァトン 「愛してる」とあなたは言った 「待って」と私は言った 「抱きしめて」と言おうとした私 「行っちまえ」とあなたが言った この文章は、私が生まれて初めて言葉に出したフラン…

紐育物語(松本隆リスペクト)

ニューヨーク行きたい…。 病気がらみで大きなことをしなくてはいけないとき、「何か大きな目標を立てて、それに向かう」という想像をして楽しんでいます。15年以上前は、あたくし「ニューヨークは三流芸能人がインスピレーションを受ける街」という友人の言…

遠出の範囲

今日は午後から神奈川のほうへ遠出。東京から神奈川へ行くのを「遠出」と表現することの是非はともかく、今のあたくしにとってはなかなかのチャレンジです。 調子は体感では問題ないものの、ちょっと昼間に動きすぎると夜はグッタリとか、夜に楽しみすぎると…

徐々に徐々に

自分を甘やかしてはいかんなあと思いつつも、体調管理のほうを優先させていたせいで、ずっと待っていただいていたラブピースクラブさんのエッセイ、ようやくアップしました。私の大好きな漫画『その女、ジルバ』の最新刊についてのエッセイです。よかったら…

つれなかった恋人、人の手に渡る

基本的にこのブログでは、友人知人が芸能人だったり漫画家だったり物書きだったりスポーツ選手だったりする場合は、その実名を挙げずに「友人」という表記でお茶を濁してきました。理由らしい理由もないのですが、「有名な方との交流を報告するのが目的のブ…