サイゾー『羽生結弦の「戻ってくる世界」を考えてみた』加筆

 12月9日のエントリー(『羽生結弦は助走をしない』という新しい本が出ます)の中で、サイゾーさんのエッセイのアップ日を間違ってお知らせしてしまい、申し訳ありませんでした。

 サイゾーさんに原稿を送ったのが土曜日。この時点で担当さんに思いっきりイレギュラーな時間帯にお仕事をさせてしまっているわけでして、本当にさまざまなところにご迷惑をおかけしているなあ、と……。反省しきりです。

羽生結弦が足の痛みがひかず、まだ氷の上での練習ができていない」というニュースを目にしたのが日曜日。ですから、サイゾーさんのエッセイにはこの情報が反映されていません。このことについての私なりの思いを、追記のような形でこのブログで少々書かせていただけたらと思います。

 私はサイゾーさんの過去のエッセイで、「羽生も宇野も、自分を追い詰めすぎるくらいに追い詰める性格で、私の胸には痛いくらい」と書いたことがあります。今でもその気持ちは変わっていません。

 だから、語弊のある表現かもしれませんが、羽生が「治療を優先させている」ことに、ちょっとホッとしたくらいです。「痛みをおして氷の上での練習を再開している」というニュースを目にしたら、もっともっと心穏やかではいられなかったでしょう。

 サイゾーさんのエッセイに書きましたが、私は、羽生結弦が平昌で素晴らしいパフォーマンスを披露することを露ほども疑っていません。それは誰よりも羽生自身が強く望んでいることでしょう。

「部外者の私が僭越なことを言っている」という自覚は深々とありますが、羽生自身の強い思いを実現するためならば、全日本をスキップすることも視野に入れてほしいなあと考えています。

 大会に優先順位をつけること……。これも、部外者の私がしてはいけないことだと承知していますが、オリンピックを最優先に考えてほしい。一介のスケートファンのわがままだと知っていますが、羽生結弦が(そして、出場する全選手が)オリンピックでもっとも大きく、強く、美しく輝けますように。そう祈ってやみません。

 私としては、いま、羽生結弦自身が、ポジティブな気持ちで日々を送ってくれていることを望むのみです。