2017-01-01から1年間の記事一覧

今年最後のブログです

推定6人(ちょっとうぬぼれて増やしてみました)の読者の皆様、今年も本当にありがとうございました。今年は春に体調を大きく崩し、遺言状がわりにフィギュアスケートのことを書き始め、その数か月後に『羽生結弦は助走をしない』という本の発売が決まり、…

あああ嬉しい…

金曜日にかかりつけの病院へ。前週におこなった各種検査の結果が、ビックリしてしまうほど上向いていました。嬉しい…。もちろん油断などする気はありませんが、やはり嬉しいものは嬉しい。 こんな感じで日々が続いていくのなら、ガラスの仮面の月影千草先生…

拙著『羽生結弦は助走をしない』にまつわる事柄

サイゾーpremiumさんで連載しているエッセイをきっかけに、スケートファンの方からもいくつかメールを頂戴するようになりました。 17年前にエッセイストの仕事をするようになってから、読者の方からいただいたメールには、「おひとりにつき、一度は必ずお返…

サイゾー『羽生結弦の「戻ってくる世界」を考えてみた』加筆

12月9日のエントリー(『羽生結弦は助走をしない』という新しい本が出ます)の中で、サイゾーさんのエッセイのアップ日を間違ってお知らせしてしまい、申し訳ありませんでした。 サイゾーさんに原稿を送ったのが土曜日。この時点で担当さんに思いっきりイレ…

『羽生結弦は助走をしない』という新しい本が出ます

ずいぶんご無沙汰してしまって申し訳ありません。実はずっと新しい本の執筆に取り組んでいました。 1月17日に、集英社さんから『羽生結弦は助走をしない 誰も書かなかったフィギュアの世界』というタイトルの新書を出すことになりました。 私が初めて「仕事…

安室奈美恵の引退に想う

安室奈美恵の引退のニュースに、周りの若いオカマたちが阿鼻叫喚の様相を呈しています。その気持ちはわからなくもありません。あたくしも、ジャンヌ・モローが亡くなったときは似たような感じになったし、今後、松田聖子やユーミンが引退したらそんな感じに…

『一年ののち』はサガン

肝臓がんの告知を受けて2年が経ちました。この2年で何度か入院して手術をしましたが、告知されたときに自分で予想したよりは平穏な日々を過ごせています。正直、「お鮨やお蕎麦は大丈夫だろうけど、ケーキ禁止令とかイタリアン禁止令とか天ぷら禁止令がでた…

追悼 ジャンヌ・モローに捧ぐ

チュマディジュテム ジュテディアトン ジャレディフプフモア チュマディヴァトン 「愛してる」とあなたは言った 「待って」と私は言った 「抱きしめて」と言おうとした私 「行っちまえ」とあなたが言った この文章は、私が生まれて初めて言葉に出したフラン…

紐育物語(松本隆リスペクト)

ニューヨーク行きたい…。 病気がらみで大きなことをしなくてはいけないとき、「何か大きな目標を立てて、それに向かう」という想像をして楽しんでいます。15年以上前は、あたくし「ニューヨークは三流芸能人がインスピレーションを受ける街」という友人の言…

遠出の範囲

今日は午後から神奈川のほうへ遠出。東京から神奈川へ行くのを「遠出」と表現することの是非はともかく、今のあたくしにとってはなかなかのチャレンジです。 調子は体感では問題ないものの、ちょっと昼間に動きすぎると夜はグッタリとか、夜に楽しみすぎると…

徐々に徐々に

自分を甘やかしてはいかんなあと思いつつも、体調管理のほうを優先させていたせいで、ずっと待っていただいていたラブピースクラブさんのエッセイ、ようやくアップしました。私の大好きな漫画『その女、ジルバ』の最新刊についてのエッセイです。よかったら…

つれなかった恋人、人の手に渡る

基本的にこのブログでは、友人知人が芸能人だったり漫画家だったり物書きだったりスポーツ選手だったりする場合は、その実名を挙げずに「友人」という表記でお茶を濁してきました。理由らしい理由もないのですが、「有名な方との交流を報告するのが目的のブ…

街は訪れるためにある。映画は見るためにある

体調や年齢を言い訳にするのはダサすぎる、という自覚は深々とあるのですが、夜の街に繰り出す頻度はガクッと減ってしまいました。それでも、1ヶ月に何度か、「今日はかなりいい感じ。日中の過ごし方が穏やかすぎたせいかしら、夜になってもかなり元気だわ」…

Demolition

雨の日はどうも体が言うことを聞かなくて困ります。友人との電話で「意外と湿気ってダイレクトにくるのねえ」と話しましたら、「ようやく? 30代あたりで出始める人間けっこういるわよ」との返答が。いままでどれほど体が鈍感に(あるいは丈夫に)できていた…

がんに負けないワガママボディ…

肝臓がんがみつかって、早いものでもう2年ほどが経ちました。最初に見つかり処置をして以来、かなり密に検査をしているおかげで、「早い時期に見つけて、早い時期に叩く」のがわりと功を奏していると実感しています。もちろん医者は禁酒を言い渡してきてはい…

back to basic

4月の下旬から入院をして、手術したりしてました。ま、早め早めの処置をしていくという感じですので、手術自体もまあまあつつがなく終わったのでは、と自分では思っています。その結果がしっかり見えてくるのは5月の終わりごろ…という感じですが、とりあえ…

どうしてこんなに悲しいんだろう

浅田真央の引退発表から1日以上経って、いまだに周りにぼんやりと膜がはっているような、とぷんとしたゼリーの中に閉じ込められているような感覚から抜け出すことができません。いつかはこの日が来るのは当然ですし、浅田真央自身の決断に異を唱えるつもりな…

晩餐会に間に合ったみたい

この1ヶ月ほど、ちょっと病院メインのスケジュールを組んでいたもので、間隔が空いてしまいました。「できる限り早いうちに様々な対策を講じておきたい」と思うと、どうしても優先順位は「体のこと」が上になってしまいます。どうぞご理解くださいませね。 …

フィギュアスケート四大陸選手権

『小説すばる』(集英社)の連載『泣けるケーキ』の原稿がようやく仕上がりました。はあ、毎月毎月、「もっといい表現はないか。もっと上手に書けないか」と悩んでは消し、悩んでは消しの繰り返しですが、1ヶ月ごとにちょっとずつよくなっていると信じたいわ…

体が治ったら…

体が治ったら、何をしたいか。この間、友人にそう訊かれて、「テニスをもう一度しっかりやってみたいわね」と答えました。あたくしが初めて硬式のテニスラケットを握ったのはミドルティーンの頃。今やれている運動といったら、のんびりしたウォーキングがせ…

バレンタインを先取りしてみたり

2017年ももう20日ほど過ぎてしまいました。このタイミングで新年のご挨拶を申し上げるのは、あまりにも遅すぎるのでご容赦くださいませね。 推定5人の読者の皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。 あたくしは、さっそく小説すばるの原稿で苦しんで…