Demolition

 雨の日はどうも体が言うことを聞かなくて困ります。友人との電話で「意外と湿気ってダイレクトにくるのねえ」と話しましたら、「ようやく? 30代あたりで出始める人間けっこういるわよ」との返答が。いままでどれほど体が鈍感に(あるいは丈夫に)できていたのか…と改めて気づいた次第です。

 こういうときは別の友人に電話をして「何かさっぱりしたものを食べましょう」と誘いをかけるに限ります。ええ、体の動きは緩慢なのに、胃腸の動きはとっても活発…。健康なときであれば「こういうときこそダイエットを決意するのにちょうどいいタイミングなのに」くらいの自責の念も生まれるのですが、ま、食べられるってことは、いいことですからね。

 友人が車で迎えに来てくれるので、それまでに、このわがままボディをきちんと包んでくれるお洋服を選ばなくては…。15年ほど前、あまりの可愛さに衝動買いしたものの、サイズが少々大きくてタンスの肥やしになっていた、グッチのシャツジャケットにしようかしら…。つか、それも小さくなっていたらどうしよう…。

レタスクラブ』(KADOKAWA)の6月号、5月25日に発売になりました。隔週刊から月刊に変わり、あたくしの出番は「奇数月の25日発売・偶数の月号」になりました。雑誌のリニューアルが行われても、連載を継続して残していただいていることは、書き手にとって本当に光栄なことです。読者の皆様方に厚く御礼申し上げます。よかったらご一読くださいませ。

 連載の「女は続くよどこまでも」は人生相談のページで、それぞれの回で2人ずつ、合計4人で受け持っているページなのですが、「偶数月の25日発売・奇数の月号」では、あたくしも大好きな小説家・桜木志乃さんが担当していらっしゃいます。連載がスタートする前、自分以外のメンバーを担当編集の方からお聞きしたときに、飛びあがって喜んだことを覚えています。

 先日、担当の方から、桜木さんがあたくしの原稿を褒めてくださっていたとお聞きして…! ええそうね、あれはエクスタシーと呼んでも差し支えない高揚感と多幸感でした。いまだに思い出すと細胞の一つ一つが踊り出すもの……って、そっか、こういう雨の日は、それを思い出すと体が動き出すわけね!

 その連載、ご相談の受け付けはメールでもおこなっています。レタスクラブの誌面にも記載されていますが、担当さんのご厚意で、ここに記す許可をいただきました。
MailBox@lettuceclub.net
(@を英数半角の@にしてお送りください)

「高山に相談ごとがある」という方は、上に記載したメアドに「高山に回答してほしい」的な一文を入れて、お悩みをお送りいただけたらと思っています。また、ご感想などもこちらのメアドでOKだそうです。桜木さんにいただいたお褒めの言葉も、読者の方からのご感想のメールも、あたくしにとっては本当にありがたいものです。どうぞよろしくお願いいたします。