刀はまだまだ使えるようです

 パパンも退院し、実家周りで面倒を見てくれる人たちのシフトもちゃんと組むことができ、ようやく東京に戻ってきました。まずはたまりにたまってしまった原稿をひとつずつ仕上げていくことから始めなくてはね。ダンナ(仮名称)も仕事の追い込みにかかっているみたいだし、友人たちもゴールデンウィークに遊びまくったツケを激務で払っている最中のようだし、遊ぶのはあとでいつでもできるわね。待たせている子たちもいるのですが、まあそれはあたくしの都合に合わせていただきませんとね。

 それは3月のこと、読者のみなさんとさまざまなお話に花を咲かせる会「サロン・ド・タカヤマ」を開いたのですが、さすがに5時間立ちっぱなしのしゃべりっぱなしは、定期通院している40代のオンナ(正確にはゲイ)の体力を相当うばったようで、参加してくださった方々をお見送りした後、会場として使わせてもらったお店で休憩がてらジャスミン茶を飲みながらカラオケしていたの。そしたら、1曲目からどよめいて、席を詰めてくるグループが。そちらのほうを見てみたら、あらやだ、顔も体も大変すばらしい天然モノ。聞けば22歳まではずっと有名高校〜有名大学でラグビーをやっていた27〜28歳のノンケ小僧たちとか。携帯でググってみたらホントにラグビー関係のサイトに名前載ってやんの。
「すげえ。こんなにきれいな声の人はじめてだ。俺ダメだ、ヤバい」
 と言いながらあたくしの唇は奪うわ、首すじにキスの雨を降らせるわ、なんかもう大変な騒ぎ。それを見ている仲間のラグビーっ子たちまで、競うようにあたくしを抱きしめようとするし。20代から30代にはままあった光景なのですが、さすがに40代のど真ん中にきて、こういうことになるとはね。

 待たせている子たちとは、その20代のラガーマンたち。ダンナ(仮名称)はそれを聞いても「刀、錆びついてなかったかー」とケラケラ笑っているし、あたくしも、たぶん小僧たちも単なるアバンチュールとして楽しんでいることだし、ま、こういうことも健康増進のために積極的に取り入れていきませんとね。

 さて、パパンが倒れる前に『an・an』の取材を受けていたのですが、発売になりました。キスマイの藤ヶ谷太輔くんが表紙と巻頭グラビア、中ページでSHINeeがグラビアを飾っている号です。巻頭の「好きになってもいいですか?」という特集ページで、恋愛相談にお答えしています。よかったらご一読くださいませ。

 もうひとつ、これもパパンが倒れる前に書き上げていたマイナビウーマンの連載もアップされました。アンアン、マイナビウーマンともに、面白いと思ってくださったら、SNSなどで紹介、拡散などしていただけると本当に嬉しいです。
http://woman.mynavi.jp/article/160519-2/
↓今回の更新分を含めた、バックナンバー一覧はこちら
http://woman.mynavi.jp/tag/rensai_renaisoudanbar/