言い訳三昧

 湿気と気温の高さで、どうも体調がすぐれません。「体が重くてかなわないわ…」と電話で友人にこぼしたら、
「そろそろ言おうと思っていたのよ。『薬の副作用』ってだけじゃないと思うわ、あなたのその実感も、そのシルエットの変化も…」
 と、しみじみ言われてしまいました。そんなあたくしは、紅茶とともにエーグル・ドゥースのカスレットをいただいている最中…。
「でもね、医者から止められているのはお酒くらいのものなのよ」とエレガントに抗議したものの、
「医者は『なんでも無尽蔵に食べていい』とは言ってないでしょうよ。まあ、食欲が落ちないってのは、あなたの体にはいいことなんだろうけど」
 と諭されてしまったり。
 ええ、あたくしの変わらぬ健啖家っぷりだけを見ている人たちには、いまだに「ホントに病気なのか」と疑われておりまして。自分としても「こういう状況だから、食べられないよりははるかにいいはず」と、とにかく自分を甘やかしているのですけれど…。

 まあ、そうは言っても、このお太鼓なお腹はどうにかしないといけません。「急激なダイエットはできないから、いろいろ考えてみないとね」と友人に言いましたら、「とりあえず、今からよ。この電話口から時々聞こえる咀嚼音は、何? いま何食べてるの?」と、早くも牽制が…。
「エーグル・ドゥースのね…」
「やっぱり。いま食べているものを『捨てろ』のはもったいないからねえ。でも、それを最後になさいな」
「でもね、冷蔵庫には…」
「それは人に差し上げなさい!」
 …………まあ、こういう友人がいてくれるのは、ありがたいと思わなくてはね…。

マイナビウーマンの期間限定連載「マコトねえさんの恋愛相談バー」、6月いっぱいまでの更新ですが、新しい回がアップされています。
http://woman.mynavi.jp/article/160616-6/
バックナンバーはこちら。
http://woman.mynavi.jp/tag/rensai_renaisoudanbar/

サイゾープレミアムの連載、今回はフィギュアスケート。私にとっての「Mr.エッジワーク」、小塚崇彦さんについてのエッセイです。ひとつお詫びを。「ちょっと体調が悪い時に書いた」ということは言い訳になりませんが、日本語の表現としておかしいところがありました。
「氷の上に描かれた図形(フィギュア)の上を滑ること」
ではなく、
「氷の上に、その滑りで図形(フィギュア)を描くこと」
とさせてください。大変失礼いたしました。
自分で読み直したつもりでも、こういうことをやらかしてしまう…。まだまだですわね。
http://www.premiumcyzo.com/modules/member/2016/06/post_6783/

もし、「面白かった」「刺さった」など、ポジティブなご感想をお持ちくださいましたら、SNSなどでご紹介、拡散などしていただけますと幸甚です。

今年出た私の新刊『恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』(小学館)、amazonなど大手のネット販売サイトでは「品切れ。次期搬入は未定」とお知らせが出ているとか。ご迷惑をおかけして申し訳ないとは思いつつ、正直、発売から5カ月近く経ってもこういうことになるのは、本当にありがたいと思っています。小学館さんから、「発送は完了しました」とご連絡をいただいたので、近々、解消されると思います。どうぞよろしくお願いいたします。