星野源に屈しない女の会

逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)通称「逃げ恥」の最終回を見て、いろいろ心に浮かんだことをエッセイにまとめてみました。ラブピースクラブさんでアップしていただいています。よかったらご一読くださいませ。
http://www.lovepiececlub.com/culture/gourmet/2016/12/21/entry_006373.html
「愛情の搾取」「好きの搾取」から脱却するには、結局コミュニケーションをとるしかない。ベタすぎるくらいベタですが、それを正面切って描こうとしたドラマって、実はめったにないのではないか。そんなことを中心に書いてみたつもりです。加えて、ノンケの恋とゲイの恋を、並列というか、同じカテゴリーで描こうとしたドラマも、ちょっと記憶にないかも。そういう意味でも、非常に野心的でいいドラマだったと思います。

 その原稿が終わって、さるお方とお茶を。その方とも「逃げ恥」の話題を少々。その方、「星野源に屈しない女の会」という言葉を最初に口にした方だそうで、ご友人が面白がってツイッターにあげたら、ハッシュタグ(っていうんですか?)がついて「#星野源に屈しない女の会」というワードで広まってしまったとか。
「私の中の『あれに引きずられてしまったら負けだ』魂を絶妙にくすぐってきやがったんですよ! 同じように思ってる女性が多かったんですねえ」
 そんな言葉に声をあげて笑いつつも、みなさんにおうかがいしたい。星野源の声って、群を抜いてエロくないですか? 「逃げ恥」の最終回でも、新垣結衣演じるみくりが「日曜日は、平匡さんが(おはようのキスで、私を)起こしてください」とおねだりしたあと、「そのあとは…?」と訪ねるシーンがあったのですが、その声のトーンがちょっととんでもなかったことを思い出しました。ひゃーこわい。って、これってあたくしも「すでに屈してる」ってことなのかしら…。