連休明けにはテオブロマ

ここ数日、緊急手術〜入院中のパパンのお見舞いのため、実家と病院の往復ばかり。実家に戻る前に妹からあらかた聞いていたパパンの具合は、想像以上に落ち着いているので、ま、単純に顔を見に行く程度のものだったりするのですが。

「田舎の見栄っ張り」を地で行くパパンは、口を開けば「家族親族に知られたのはしょうがないけど、他の人たちには伝えないでくれ」ってことばかり。あたくしも若い頃だったら「この期に及んで、そこ!? 何を言ってやがんのよ、このお爺ちゃんは」と鼻白んだりもしたのでしょうが、2周くらい回って「今はそれもアリかもね」なんて感じているわ。

「はいはい。でもね、こんな田舎じゃ大きな病院ここだけなんだから、入院が長引けば長引くほど、色んな人に見つかっちゃうでしょ。早く退院したいんだったら、医者の言うことちゃんと聞きなさい」
と笑顔で言い含めることができるようになったのも、年の功ってとこかしら。

先ほどダンナ(仮名称)からは「お父さんの具合どう?」とメールが。「経過は超順調ね。週明けには東京に戻れると思うわ」と返事をしたら、
「いつ帰ってきてもいいように、おれんちの冷凍庫はこんな感じ・笑」と、画像つきの返信が。画像を開いたら、あたくしの好きなアイスクリーム屋「ジェラテリアテオブロマ」のピスタチオとショコラのテイクアウト用のカップがギッシリ。

このダンナ(仮名称)、あたくしがパートナーと死に別れたときも、食べることそのものを忘れがちになっていたあたくしを、あちらこちらのレストランや料亭に連れまわし、栄養補給をしてくれた人。パートナーとのこと、パートナーの母親とのことを書いた『エゴイスト』を出版したときも、すきやばし次郎でお祝いしてくれたんだったわ。これは、ダンナ(仮名称)があたくしを喜ばせるための引き出しが少ない…というよりは、あたくしが喜ぶ引き出しが、何年たっても変わらない、というべきでしょうね。

父の面倒を見ながらダンナ(仮名称)と連絡を取っている間に、マイナビウーマンの連載が更新されていました。よかったらご一読ください。よろしくお願いいたします。もし、何かしら「刺さる」部分がありましたら、SNSとかで紹介・拡散などしていただけると、本当にありがたいです。
http://woman.mynavi.jp/article/160505-2/
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http://woman.mynavi.jp/tag/rensai_renaisoudanbar/

さて、連休明け、東京に戻ったら、まずはピスタチオのジェラートから攻め込みましょうかね…。