何かありそな西銀座

 新しくなった銀座のピエール・マルコリーニでショコラを買い求め、鳩居堂で絵葉書を買い求め、ハリー・ウィンストンカルティエエルメスアルマーニなどをひやかし、なかなか予約が取れなくなってしまったすきやばし次郎を寂しく行き過ぎ…。あたくしにとって銀座は、いまでもけっこう楽しい街です。さまざまな国の人たちに英語で道を訊かれたり、スマホでの記念撮影を頼まれたり、それもけっこう楽しいもの。スマホの操作方法がわからなくて逆に訊きかえして、「日本人はスマホを持っていないの!?」と、観光客の方々を驚かせるのも、けっこう楽しいものです。

 あたくしにとって、銀座とは、もうパリのシャンゼリゼあたりと同列になったのかもしれません。世界各国のさまざまな文化を持つ人々が旅行者として訪れる、ある種のカオスも体現する街。しかしそれ以上に、違う文化を持つ人々であっても「来てよかった」と思える街。観光立国を自認する国の首都ならば、そのどちらも受け入れなくてはいけないものなのでしょう。

 ラブピースクラブの連載が更新されています。あたくしなりの銀座観というか京都観というか、そんな気持ちを書いております。よかったらご一読ください。
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