おしゃべり会、ありがとうございました

 昨日はラブピースクラブさんでのおしゃべり会でした。ちょっと早めに、本郷三丁目のラブピースクラブさんに着くと、神戸にお住まいの読者の方からのお花が届いていたの。贈り主のお名前、思いっきり覚えがありました。あたくしの記憶に間違いがなければ、そして、同姓同名の方でなければ、1冊目の本が出るか出ないかのうちからメールをくださっていた方。かれこれ13〜14年くらいのおつき合いになるのかしら。本当に久しぶりにその方のお名前を目にして、とても心強かった。ありがとうございます。

 ラブピースクラブさんでこうしたおしゃべり会を初めて開いたのは、もう10年くらい前の話になると思うのですが、その初めてのおしゃべり会にいらしてくださった方との再会があったり。8年ほど前に2冊目の本を出したとき講談社で開いたトークショー(あれは前のパートナーが亡くなって2週間後のことでしたわ。かなりいっぱいいっぱいでした)の最前列で聴いてくださっていた方とも、また出会えたり。5年ほど前に新宿二丁目で数回開いていたお茶とお酒とおしゃべりの会「バール・ド・タカヤマ」に来てくださっていた方とも懐かしい再会を果たしたり…。

 そして同じように嬉しかったのは、初めてお目にかかる方も半分くらいいらした、ということ。大学生の方もいらしてくださったのよ。あたくしが「高山真」としてものを書き始めたとき、その方はまだ小学校2年生だったんですって! その方は、ラブピースクラブでの連載「メディアグルメ」で、Sexy Zoneのことを書いたのをきっかけに、あたくしの存在を認識してくださったそう。あのエッセイは、若い読者の方、これからもっと楽しいことがたくさん待っていなくてはいけない若い方々のために書いたものでした(僭越ですけれどね)。ちなみに、こちら。
http://www.lovepiececlub.com/culture/gourmet/2014/07/21/entry_005236.html

「この状態は『書き続けている』と言えるのか」程度のことしかしていない、木っ端もの書きにとって、新しい読者の方と出会える喜びは、何にも代えがたいものです。それなりにやってきたことが決して間違いではない、と誰かに言ってもらっているようで…。30代くらいの超サンパ(sympa)な方たち、海外からの留学生の方(日本語が本当にお上手でびっくりしたわ。発音の見事さはもちろん、「えーと」「あのー」まで日本語をお使いになっていた。私、英語を話すときに「you know」とか「I mean」とか、はさめないもの。そこだけ「うーんと」とか「あー、なんて言えばいいかしら」なんて日本語になっちゃうわ)、女性自認を自覚して生きていこうとなさっている方…。別々にお申し込みくださったというお友達同士が、会場内でバッタリ出会ってビックリ、という瞬間にも立ち会うことができました。なんて素敵な空間!

 その素敵な空間に見合ったトークができていたか、という点に関しては腸大目に見ていただくとして(笑)、私としては全力を尽くしたつもりではあります。次回のサロン・ド・タカヤマ、なるべく早めに開きたい意思が改めてわいてまいりました。厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 そして今日は静養しながら、会場にいらしてくださった方々からのお菓子をいただいております。ケーク・サレ美味しい…。カステラ美味しい…ショコラ美味しい…。これらをガッツリ美味しくいただけるほど、まだまだ消化器系が丈夫であることが嬉しいわ!