五輪は4年周期、破天荒な女は20年周期

 世間はオリンピック一色ですが、みなさんご機嫌いかがですか。あたくしも自分なりにそれぞれの種目を楽しんで観ております。

●女子シンクロナイズドダイビングの中国ペアの、1つのDNAから作ったクローンの2人組じゃないかと思えるほどの精密な一致っぷりにいい意味で鳥肌を立てたり。踏み切りのタイミングから、宙返りのために体を曲げるタイミングと曲げた体の角度、腕を伸ばして体を伸ばし、入水に備えるタイミング。入水の角度とタイミング……そのすべてが絶句するほどピッタリだったわ。
●体操女子のアメリカチームの磐石ぶりに驚いたり。SVの高さがすさまじい。ちなみにSVとは、スタートバリューのこと。もともとどのくらいの難易度で演技全体を構成しているか、の目安になる点数。SVの数値が高いほど、難しい演技ということ。このSVに実施点を加えたのが、得点になるわけね。SVを高くすると、失敗のリスクが上がる(現在のルールでは、ちょっとしたふらつきや姿勢欠点、演技の停滞が、かなり細かく減点される)ので、選手およびコーチは「SVは抑え目にして実施点を高く狙うか。SVを高くしてバクチするか」のバランスを1種目ごとに考えるわけ。ただ…あたくしとしては、個人総合はロシアのヴィクトリア・コモワに頑張って欲しい。姿勢欠点の本当に少ない、いい体操をするのよ。昨年の世界選手権個人総合は、最後の種目の床で、いくつか着地で乱れがあり点数を引かれ、ものすごい僅差で2位になってる子なの。
●テニスの男子ダブルス、錦織・添田×フェデラー・バブリンカの試合の面白さに時間を忘れたり……。
●男子体操の内村の、凄みすら感じさせる美しい体操を熱望したり……。男子個人総合はドキドキしながら観戦するでしょう。

 と、そんな7月の終わり、オリンピック選手以上にあたくしの目を奪った人がひとり。それは『月曜から夜ふかし』に登場していた叶姉妹の妹、美香さん。恭子兄貴のビューティーブックの宣伝をしていらっしゃいました。その本では、「姉のようなプルプルのくちびるになる方法」が書かれているそう。それが「最先端医学」ではなく「素人のデイリーケア」で可能なんですってよ奥様!

「マツコと叶姉妹」という、テレビ的には大変正しい「どうあっても視線を集めずにはいられないキワモノ」3人の揃い踏みも素晴らしかったのですが、それ以上に美香さんの髪の毛の色にあたくしったら目が釘付けに。美香さん、現在はこんな感じのヘアです。

http://ameblo.jp/kanosisters/image-11272537792-12017648511.html

 美香さん、ついに戸川昌子の域に達してしまいました。おしゃれとかファッションとか、そういった言葉を軽く打ちのめすワンアンドオンリーなビジュアルを長いこと貫いてきた戸川昌子に、ついにフォロワーが! しかもそれが叶姉妹の片割れとは。が、よくよく考えれば、叶姉妹もすでにフォロワーがいるかどうか(そして本人たちもフォロワーを望んでいるかどうか)怪しい存在なので、戸川昌子の系譜に入るのはごく自然かも。恭子さんともども、これからも遠巻きに熱い視線を送りたい叶姉妹でしたわ。あ、でも「姉妹」とはいえ、恭子さんのことはずっと兄貴と呼び続けます。