口に気をつけな!

松田聖子が再々婚したというニュースには、正直なところそれほどの驚きはありませんでした。というか、「あの聖子がブログでサラリと報告して終わり…」という部分にいちばん驚いたかもしれないわ。同じくブログで報告しただけの、浜崎あゆみの結婚・離婚が、ほんの3〜4日で人の口の端に上らなくなったのを、知らない聖子ではないだろうに。

15年ほど前の再婚時、ひとりウェディングドレス姿でカメラのフラッシュを浴びまくり、当時のワイドショーや雑誌をほぼ独占状態にした力業を思うと、寂しいというかなんというか…。まあ、今回の再々婚は聖子としても大きな騒ぎにする気がないのかもしれないけれども。

今回の再々婚に関して、あたくしが最も興味を惹かれたのは、マスコミと聖子の関係性ではありませんでした。今回のお相手、口腔外科の准教授だそう。で、前のダンナが審美歯科のお医者さん…。この流れは、単に偶然で片付けられる話ではない、と個人的には思います。

美の『バージョンアップ』『メンテナンス』にかけて、芸能人広しといえど聖子ほどのチャレンジャーはなかなかいないでしょう。その聖子が、審美歯科の次に口腔外科を選んだのです。

そういえば、もう16〜17年前かしら、講談社のファッション誌『VoCE』創刊号に大々的にフィーチャーされた松田聖子(神田正輝と離婚し、審美歯科の先生と再婚する間だったわ)の歯並びは、お世辞にも綺麗とは言いがたいものでした。それが審美歯科のダンナとの再婚時の会見では、見事なまでの完璧な歯を手に入れていたのです。

今までのメンテナンス、バージョンアップとは違う、サムシングスペシャルが求められるだろう50代からの美容人生。そんなタイミングで、あの松田聖子が選んだのは、口腔外科の准教授。シミ取りやヒアルロン注入といった、すでにお約束と化した美容術を完全に過去のものにしかねない大金脈が、お口周りに眠っているのでは…。そんな推測をしたくなる今回の再々婚劇でしたわ。聖子さん、今度はどこを「なおす」んでしょう。「治す」なのか「直す」なのかは、推定6人の読者の皆様のご判断におまかせいたします…。