1年ののち

 あるマイミクの方が、「美味しいショートケーキを探している」と書いていたので、大泉学園にあるパティスリー・プラネッツを紹介する(あたくしにとっての永久欠番的な名店、イデミ・スギノはショートケーキを作っていないの)。

 スポンジに塗るクリームはしっかりめ、デコレーション用のクリームは軽め…と、あたくしが味わう限りではたぶん乳脂肪分の含有量が違うクリームを使い分ける、その気遣い。もちろん、どちらのクリームからもミルクの香りがしっかりする、きちんとした生クリーム。そして特筆すべきは、口に入れると、スポンジとクリームがまったく同じスピードで溶けていき、どちらかが残ることがない……。

 そんなことを伝えたら、あちらもとても喜んでくれたようで、ちょっとホッコリ。改めて、どんなツールであっても、人とつながれる嬉さ、ありがたさを感じつつ、募金をしてみる。あれから1年。まだまだやれることはある、と、自分に言い聞かせてみたり。福島の友人の「普通に金遣うべき」という言葉に乗っかることで、まだまだ何かできるなら、と思いながら生きていきましょう。