百年に一度のねぎらわれ方

 昨夜、女友達というか、かつてお仕事の後輩だった人から超久しぶりに電話があったの。体調も悪くなかったので、本当に久々に誘いに乗って、夜の街に出てみたわ。彼女はあたくしの病気のことも知っているから、お酒の席でお酒を飲まないことも無理なく受け入れられるだろう、という安心感もあって、部屋着から着替えてタクシーに乗り、待ち合わせ場所へ。

 待ち合わせ場所に着いたら、彼女はもうベロベロ。電話で話したときには感じなかったけれど、すでに相当な量の日本酒を流し込んでいたみたい。で、会うなりヤツったら、あたくしのおなかをさすりながら一言。

「よかったあ。腹水たまってないですねえ」

 いやあ、すごいでしょ? あたくしもさすがに、こんなねぎらわれ方をしたのは初めてよ。今日になって酔いがさめた彼女から、ひたすらに謝罪を繰り返す電話が来たけれど、あたくしがこの出来事を徹頭徹尾、笑いでまとめられたのは、まあまあ自分の体調がいいせいでもあるし、「今後5年は、会う人会う人に『鉄板ネタ』としてこの話を披露するわよ」と言ったあたくしに、「もちろんです。最低の女の評判を5年取り続けます」と即答した彼女の潔さもあるわね。

「あと、お詫びとしてあたくしの最新刊『恋愛がらみ。』を買いなさい」
「発売日に買ってます」
「だったらあと5冊買い足して、人に配るのよ!」
「わかりました!」
という展開もあったから、あたくしもたいがいと言えばたいがいなのですが。うふふ。

「深刻なネタとして話すつもりはないから安心しなさい。ただまあ、人を選ぶネタではあるから、アンタ今後は気をつけなさいよ。人によっては絶縁案件だからね」と一応注意はしておいたけど、お酒は魔の液体。どうなることやら…。

「人によって基準が違うもの」というテーマで、マイナビウーマンの連載更新しました。よかったらご一読ください。面白かったらSNSなどで紹介していただけると、あたくしの喜びは頂点に達するわ! うふふ。よろしくお願いいたします。
http://woman.mynavi.jp/outline/160421-4/
今回分も含めた、いままでの連載バックナンバーはこちら。
http://woman.mynavi.jp/tag/rensai_renaisoudanbar/

●1月に出た『恋愛がらみ。 不器用スパイラルからの脱出法、教えちゃうわ』、いくつものご感想をいただいています。本当にありがとうございます。時間はかかるかもしれませんが、きっとお返事いたしますね。また、電子書籍版も発売になっています。うれしい…! 以下のサイトで、書籍版のネット販売サイトと、電子書籍が買えるサイトが一覧になっています。現時点でのあたくしの全力を注入した書籍です。宣伝くさくなりますが(というか宣伝ですが)、まだお読みになっていない方にも、ぜひぜひご一読をお願いいたしたく存じております。どうぞよろしくお願いいたします。

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