ここでの衝動買いは洋服屋より頻繁


 某駅ビルの1階の空きスペースを使って古本市が行われていたので、次の待ち合わせまでの時間をいっぱいに使ってお買い物。本屋さんで買えるものは必ず新品の状態で買う、と決めているけれど、こうした古本市では、すでに絶版になってしまった本と意外な出会いがあるのが楽しいわ。

 そして買ったのが、これ。ソフィア・ローレンの自伝! キャサリン・ヘプバーンマレーネ・ディートリッヒローレン・バコールの自伝は有名だけれど、ソフィア・ローレンの自伝まで日本で出版されていたなんて知らなかったわ……。不勉強ねアタシったら。

 ソフィア・ローレンといえば、やはり『ひまわり』が代表作になるのかしら。戦争で引き裂かれた夫婦の悲劇を描いた、イタリア映画の傑作ね。ラストシーンは、古い映画ファンの間ではいまだに語り草。「感動的なシーンなのに、ソフィア・ローレンの泣き顔が怖すぎて、そちらのほうに夢中」とは、アタシと友人の間での語り草だけど。うふふ。

 出版されたのは70年代後半だから、ババア(褒め言葉よ!)になってからの回想は含まれていないのかしら。それでも読むのに楽しみなのは変わりないけれど。

 ちなみに、耳元のデカくて丸い物体はダイヤモンドよね。あこがれる……。