歌は世につれ

 バブル全盛期の浅野ゆう子のマネをして、晩御飯を食べながら「わやうまー」と口を尖らせてみたら、どうやらそれをマジだと連れに捉えられてしまったようで、「二度とこの人と食卓は共にすまい」と固く誓った2時間前。皆様はいかがお過ごしですか。花金ですよ、花金!(もう自棄)

 バブルのマネをしてもマジだと捉えられてしまうなら、もう70年代にまで遡るしか道は残されていないのでしょうか。そんなわけで、今夜は新宿2丁目で、昭和のやさぐれ歌謡曲を歌い尽くすことに決めました。スパンコール刺繍のTシャツにチョコレートブラウンのシングルライダースを着た、見かけだけはおされなババアが『ざんげの値打ちもない』や『メランコリー』、『東京ららばい』などを歌っている場面に遭遇なさっても、どうぞそっとしておいてくださいませ……。

 ラブピースクラブのコラムをお読みになり、メールを下さった方々に御礼申し上げます。あたくしは元気です。ああいう出来事が起こっても、しおらしいオンナになれるはずもないあたくし。なので「落ち込んでいる」というよりは、「あたくしはあたくしのやり方で何かができれば」と思っている状態です。ありがとうございました。